昔話。
「秋刀魚って知ってる?今は図鑑でしか見られへんけど、細長くて、キラキラしてて、昔は秋になるとよく食べたんやで。内臓がほろ苦くて美味しくてなぁ…また食べたいなぁ。」
近い将来、子や孫にこんな話をする日がくるかもしれません。
「昔は、膝ぐらいの深さの所の岩をひっくり返したら、トコブシやらウニやらいっぱいおったんやで。」
「昔はここでいっぱい魚釣れたんやけどなぁ…。」
これは両方とも我が子にした話しです💧。
わずか四半世紀前の昔話…なんとも悲しい昔話ですよね。
「やっぱ、秋と言えば秋刀魚。美味しい。」
「昔からここに来たら絶対釣れるなーっ。」
悲しい昔話よりこっちのほうが楽しいでしょう?
今の「当たり前」を未来でも「当たり前」にできるように。
昔「当たり前」だったことが、今は違っても未来にはまた「当たり前」になるように。
先ずは自分達の手が届くところからはじめよう。
たくさん釣れても持ち帰るのは食べる分だけにします。
小さな魚や、卵を抱えた魚はリリースします。
ゴミは持ち帰ります。
悲しい昔話はしたくないから。
秋刀魚、今年は食べられるんでしょうか。