昨日から会社の慰安旅行中でブログ更新出来ず。今日ももう少しで終わるので、簡単に書ける話を…。
数年前に阪和自動車上り線のKサービスエリアに立ち寄った時に体験した実話です。
夏の夜でした。
ここのSAは夜景が見下ろせる高い場所にあります。釣りの帰りに立ち寄ったのが確か22時過ぎ。トイレを済ませ、眠気覚ましのコーヒーを購入し少し夜景を眺めてから車に戻ろうとしました。
すると、私の7〜8m横に車椅子を押す男性が現れたんです。
車椅子には黒髪の女性。女性の膝には薄手のブランケット。二人は夜景を眺めながら、ときおり男性が女性の方に顔を回し何か語りかけたりしている様子でした。
その仲睦まじい姿に、見ているこっちも心がほんわかする思いでした。
人間たるもの勝手なもので…彼女は病気であまり外に出られなくて、そんな中彼氏が夜景を見に連れて来てくれて…みたいな有りがちな物語を想像してました。そうなると今度は女性の顔を見たくなるのが男の性です。
その欲求に勝てず車に戻る時に、少し位置をずらして彼女の顔を覗き込んだんです。
マネキンでした…。
マネキンです。座ってたのは黒髪のカツラを被ったマネキンです。
人間って想像していた事と、あまりにかけ離れた事が起こるとかなりの恐怖を覚えますね。そんな事をする人間って、まぁ普通ではないですよね。まだオバケの方がマシなんじゃないかって思った瞬間でした。
男性とは目が合わないように、何も見なかったかのように足早に車に向かって帰路についたんですが、目覚ましのコーヒーなんか必要無かったことは言うまでもありません((((;゚Д゚)))))))。
怖かった…。