デキる子もどきの自己満備忘録

酒と肴とキモかわペットの日常生活、ときどき妄想旅行。

女王様を手なづける試み〜希望〜

実家に帰って来ています。


クレオパトラアシナガバチの女王蜂の名前です)一族のその後を見に行ってきました。


ウスムラサキシマメイガに寄生され、女王であるクレオパトラが死んでから約1ヶ月が過ぎました。


きっと巣はぼろぼろ。

数匹生き残っていた働き蜂達も、全て死んでしまったに違いないと思いながらの訪問でした。


巣です…。

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案の定ぼろぼろです…。


逆方向からの巣です…。

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やっぱりぼろぼろです…。


もう、何も住んでいません。生命感ゼロです。

(憎き…)ウスムラサキシマメイガも(無事…)全員巣立ったようです(ぐぎぎ…)。


当然のことながら、働き蜂達の姿はありません。


こういう栄枯盛衰、諸行無常を感じる変遷を目の当たりにすると、自然の厳しさと命の儚さを思い知らされます。


やっぱりか…という思いで巣を眺めていたのですが、不思議なことに気がつきました。


働き蜂達の死骸が見当たらないのです。

1匹もです。


おかしくないですか?


「もしかして巣を捨て、生き延びてる?」


まだどこかに働き蜂達が生きているのではないかという思いが芽生えました。


わずかな希望を胸に、家の裏手に回ってみました。



すると…。





居ました!!

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働き蜂達です!

巣はありませんが、身を寄せあって過ごしています!!


良かった〜!


そして、お気付きになりましたでしょうか?

中央にいる1匹です。

他の蜂より一回り大きいです。



よく見てみましょう。

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わかりますか?


身体は大きく、顔は白粉を叩いたように白いです。そして、黒い触覚をもっています。


これは、アシナガバチの雄蜂♂です!


1ヶ月前には居なかった雄蜂が産まれている…。あの最後の幼虫が雄蜂の幼虫だったのかもしれません。

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この子が雄蜂だった??


女王は、巣が寄生されているのを知り、急いで雄蜂を産みおとし、それを働き蜂達がウスムラサキシマメイガから死守したのか、ウスムラサキシマメイガは、アシナガバチを完全に滅ぼすことが、自らの種を滅ぼすことにつながりかねないということで、雄蜂の幼虫には寄生しないようにプログラムされているのか?

それとも、偶然生き残ったのか?


何が真実かはわかりませんが、いずれにせよクレオパトラ一族にはまだ希望が残されたことには違いありません。


上手くいけば雄蜂は新女王に種付けを行い、新女王だけが冬を越え、来年の春に新たな家族を作ります。


自然の厳しさと命の儚さを思い知らされた直後に、命の強さを感じる事になるとは。


本当に自然って凄いですね!


少し離れて観察してから近づいてみると、そこは臆病な性格のアシナガバチ。皆飛び立ってしまいました。


元気ですね!


来年、クレオパトラ一族が命を繋いでくれることを願ってやみません。



ちなみに、蜂の毒針は産卵管が変化したものです。

なので、雄蜂には毒針はありません。スズメバチも同じです。雄蜂は触っても刺されることは絶対にありません。



以下、写真。


国府白浜。

通称、国府の浜です。国府の浜と書いて、コクフノハマではなく、コウノハマと読みます。太平洋に面する約3㎞に及ぶ遠浅の美しい白浜は絶好のサーフスポットとして有名です。

ここから見える初日の出は本当に美しいのです。

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台風の影響で荒れてます💧。

消波ブロックが頑張っていますね!

九州地方は大丈夫でしょうか…。被害が酷くならないことを祈っています。

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安乗漁港。

安乗と書いて、アノリと読みます。

子供の頃、この地区は方言がキツくて、隣の地区の人間でも聞き取るのが難しかった💧。今はどうなのでしょうか。

四角い灯台と、安乗文楽と呼ばれる人形芝居が有名です。

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おしまい。