我が家のベランダにはアシナガバチの巣が二つあります。
二つの巣の距離は、わずか2.5メートルほど。
ご近所さんですね。
さて、ハチ達のご近所付き合いはどうなんでしょうか?
普段見ている限りでは、争い事もなくご近所関係は良好です。
観察していると、巣を間違えることも無さそうな感じです。
アシナガバチは顔で自分のファミリーを見分けているとのこと。
そこで、一つ実験をしてみようと思いつきました。
夏休みの自由研究ですね。
テーマは、
「アシナガバチは自分の家族とご近所さんを見分けられるのか?」
です。
【実験方法】
片方の巣から雄、雌、一匹ずつを捕獲し目印を付けて、違う巣に移動させて反応を観察する。
【捕獲】
♂雄蜂。
割り箸の先にメープルシロップを塗り、割り箸に取り付いたところを手掴みで捕獲。
雄は針が無いので刺しません。翅の生えたおっきい蟻さんみたいなもんです。むしろ蟻さんの方が咬むから危険だな。
かわいいやつ♡。
♀雌蜂。
割り箸の先にメープルシロップを塗り取り付いたところをプラケースで捕獲。
雌は刺すから慎重に。
メープルに夢中。かわいいやつ♡。
慎重にプラケースに入れる。
きゃー!捕まったわ〜。
出口を探していますねー。
【目印付け】
♂雄蜂。
糸を腰のくびれに結ぶ。白帯。
ただのおっきい翅付き蟻さんだからチョロいですね。
♀雌蜂。
こちらは、刺すから慎重に。プラケースごと冷蔵庫に40分ぐらい冷やします。
昆虫は気温が下がると身体の動きが鈍くなります。一度真冬にコオロギ50匹をペットショップで購入し、自転車のカゴにコオロギ(ビニール袋に入っている)を入れ、家まで10分ぐらい走っただけで、全部仮死状態になっており、全部死んだと思って焦ったことがありました。
40分ぐらい冷やすと。。。
仮死状態ですね。。。ピクリとも動きません。
複眼も曇ってますね。
この隙に、目印を付けます。
ちなみに、冷凍庫だと冷え過ぎてお亡くなりになります(T . T)。一匹死なせてしまいました。
モタモタしていると、すぐに復活してくるので注意が必要です。
ピンク帯。
コレはもう復活しかけです。足をもぞもぞさせ始めてます。
複眼にも光が戻ってますね((((;゚Д゚)))))))。
急げ!
雌は2匹に付けました。
こっちは白帯。
【移動】
コレがなかなか難しいです。
試験管みたいな、昆虫捕獲容器が有れば良いんですが、そんな良いものはないですからね。
結局、メープル割り箸作戦で移したり(下記の写真はイメージです。)
腰紐をピンセットで摘んで移動させる方法しかありません。
なかなか難しい作業ですが、なんとか成功しました。
さて、次はいよいよ観察です。