デキる子もどきの自己満備忘録

酒と肴とキモかわペットの日常生活、ときどき妄想旅行。

女王様を手なづける試み〜怠け蜂?〜

以前、「怠け蜂」の話をしましたが、クレオパトラ一族(今のところ成虫は女王様を含めて4匹)の中にも「怠け(気味)蜂」がいます。

いつもサボりがちなのが1匹。


ほら、見てください。

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1匹いないでしょう?


巣の裏側を覗くと……。

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いました…。

巣のてっぺんでお高くとまってるこの子です。


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……こっち……見とるな……。


他の3匹は餌を取りに寄ってくるのに、この子だけ、脚でお顔を洗ったり、触覚を整えたり…女子力高い系の動きをします。


そんなこと、女王様が許してもこのオイラが許しません!

餌を無理矢理口元に持っていき…ほれほれ!と…。

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女王様もお手伝いして、やっと働きました。


怠け蜂疑惑…。


しかし、あくまで容疑者です。

顔も身体も皆同じゆえ、いつもサボってるのがこの子という確たる証拠がないのです。


それに、これを見てください。

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右側の子だけ口に何かを咥えてます。


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これは、木や草などを薄く剥がし噛み潰した物に唾液を混ぜて作った巣の材料です。

これを薄く伸ばし、巣を少しずつ増築していきます。


巣作りの様子がこちら。

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皆休憩している中、1匹だけが黙々と作業を続けています。


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触覚をぴこぴこ動かして、隣の部屋を触りながら薄く伸ばした材料を貼り付けていきます。

触覚は物差し代わりです。絶えず隣の部屋を触り、距離を測りながら作業することで同じ形、同じ大きさの部屋を作ることができます。

綺麗な六角形です。

材質は和紙のようになります。薄くて強靭。引っ張ってもなかなかちぎれません。


黒い部分が増築部分です。大きさも形も綺麗に揃っています。

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結局この部分は1匹で作り上げました。


もし、餌を取りに来なかった子がこの子なら…働き蜂の中にも役割分担があるのでしょうか。


猟師。保育士。大工…など、それぞれの得意分野があるのでしょうか。


怠け蜂と思っていた子が大工担当なら…脚で触覚を整えてたのは、大工道具の手入れをしていたことになります。

女子力高い系?と思ってたのが、真逆のガテン系……尼神インターの渚かよ…。


んん〜。

印をつけて観察すると面白そうですが、マジックで色を塗るのは可哀想ですし…巣の移植もあるし。

どないしょ。


アシナガバチって面白いなぁ。