デキる子もどきの自己満備忘録

酒と肴とキモかわペットの日常生活、ときどき妄想旅行。

ゾッとした話し。

ゾッとした話しです。

 

人は信じられないモノを見ると二度見してしまいます……今日は以前体験した話をしたいと思います。

 

まずはじめに、僕には霊感は全く無いと言うことを言っておきます。

 

 

では…((((;゚Д゚)))))))。

 

 

大阪には心霊スポットと言われる場所がいくつかあります。その中でも、ここは遊び半分では絶対に近づいてはいけないと言われる場所があります。

それは、大阪府京都府兵庫県にまたがる霊山、妙見山にある、しおき場と野間トンネルです((((;゚Д゚)))))))。

 

この話しは、以前その近くを車で通った時の事です。

 

霊感は無いのですが、やはり気味の悪い道というのは存在します。いつ通っても薄暗く感じるというか、空気が淀んでいるというか…そんな道です。

そういう道を通ると、酷い時は頭痛に襲われたりします。そして、決まってドッと疲れるのです。

 

あの日も、そうでした。

 

近くに心霊スポットがあることを知っていたこともあるでしょう…が、それにしても何か空気が重い。走っていて薄気味悪い…そんな道でした。

 

ハンドルを握っていた僕よりも先に音をあげたのは黙って助手席に座っていた同乗者(以下Yとします)でした。

峠を抜け一軒目のコンビニを見つけると、Yはトイレに行きたいから停めてくれと言いました。 

 

明らかに顔色が悪い…。

 

コンビニに車を停めましたが、僕は疲れから車を降りる気にはなれませんでした。

ただ緊張でカラカラに乾いた喉を潤したかったので、トイレに急ぐYを呼び止めコーヒーを買って来てくれと頼んだんです。

 

「ついでにコーヒー買ってきて。」

 

「なんてコーヒーにする?」

 

「ん〜マウントレーニアで。無かったら何でもいいわ。」

 

「わかった。」

 

短い会話を済ませ、コンビニに入っていくYの姿を見送ると少しシートを下げ、足を伸ばし疲れを癒します。ほんの少しだけ眠りに落ちたようでした。

 

しばらくするとYが戻りました。

 

マウントレーニア無かったから違うの買ってきたわ。」

 

「あぁ、いいよ。ありがとう。ほな行こか。」

 

シートを戻し、エンジンをかけてコンビニを後にしました。

 

少し走り、買って来てもらった缶コーヒーの蓋を左手で開け、口にはこびます。

喉を潤し、カフェインが鈍った脳を覚醒させていきます。

 

半分ほど飲んだ缶コーヒーをドリンクホルダーに戻しました。その時、ちらっと助手席側に目をやったのです。

 

すると視界の片隅に…。

 

 

!?

 

 

何?この違和感…。見たらあかんもんを見てしまった気がする…。

 

そして二度見…。

 

 

っ!???

 

 

…思わず声を上げました…。

 

 

「??…うわっ:(;゙゚'ω゚'):!」

 

 

 

やっぱり見たらあかんもんやった…。

 

 

 

僕の視界の片隅に映ったもの…それは、マウントレーニアを美味しそうに飲むYの姿だったのです…。

 

 

 

…ゾッとしました😱。

…ゾッとしました😱。

…ゾッとしました😱。

 

 

 

ウソツキ…マウントレーニア…アルヤン…。

ウソツキ…マウントレーニア…アルヤン…。

ウソツキ…マウントレーニア…アルヤン…。

ウソツキ…マウントレーニア…アルヤン…。

ウソツキ…マウントレーニア…アルヤン…。

 

 

ウソツキ…マウントレーニア…アルヤン…呪いの言葉を心の中で呪文のように繰り返し、残りの缶コーヒーを一気に飲み干しました。

 

おしまい。

 

 

以上が僕の「ゾッとした話」、冷感体験談です。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。