昨夜のお酒。
お酒は、岩清水。
岩清水は長野県の株式会社井賀屋酒造場という小さい蔵で作られている日本酒です。とっても丁寧に作られていて最近凄く好きになったお酒です。
以下スペックです。
【岩清水】
無濾過生原酒 中取り
原料米…長野県産 美山錦
精米歩合…49%
アルコール分…17度
日本酒度…??
美山錦は1978年に長野県農事試験場で作られた酒造好適米です。山田錦、五百万石に次ぐ生産量です。スッキリした味わいに仕上がるという評価らしいですが…米の違いによる味わいの特徴…はっきり言って良くわかりません〜ん💧。舌バカ(T . T)。
精米歩合49%。好感が持てます。
最近は「獺祭」をはじめとし、やたらと低精米歩合に寄せていく傾向があり、それはいかがなもんかと思っているのです。
精米歩合について超簡単に説明します。
日本酒作りにおいて、一般的に米の心白と言われる中心部を使用する事で雑味がなく香りの高い日本酒が出来るとされています。だから、吟醸や大吟醸(吟醸や大吟醸などの種類の違いはまた別の機会に)などのお酒を作ろうとすると、出来るだけ心白に近い部分だけを使いたい。そうすると、米の外側を捨てる必要があります。その、外側を捨てられて残った米の割合が精米歩合と言われるのです。
つまり、精米歩合49%なら、米の51%が糠として削り落とされると言うわけ。
そりゃ精米歩合が低いお酒は高価になりますよね💧。
で、何故いかがなもんかと思うかと言いますと、個人的には味ってバランスだと思っているわけです。甘辛酸苦鹹の五味と言われるもののバランスが良ければ味が薄かろうが濃かろうが良いのであります。
そして、そのバランスは一緒に食べる食事によっても左右されます。お酒と食事のお互いの足りない部分を補い合い、高め合うことが出来るのです。
精米歩合が低くてバランスを保つとなると…味に深みみたいなものが無くなり、とっても繊細な味わいになる…気がする。だから、超低精米歩合のお酒は、お酒のみで味わうより仕方がない気がするのです。
というわけで、酒は食事の友、食事は酒の友と思っている僕にはちょっといかがかなもんかと思うわけで…完全に好み・拘りですね💧。失礼しました。
ちなみに、今一番精米歩合が低いのは山形県酒田市・楯の川酒造の「純米大吟醸 光明(こうみょう)」で精米歩合1%…720mlで108000円 みたいです。((((;゚Д゚))))))) コワッ。
話しがだいぶそれました。
この岩清水には甘い食べ物を合わせてみました。
岩清水は何度かいただいてるので味はインプット済み(新しく飲むお酒の時は少し味見してから合わせる食べ物を考えることもあり。)
この酒粕を使って…。
クリームチーズフィラデルフィ〜アを…。
少量のきび砂糖と合わせる♡。
混ぜて混ぜて、仕上げにブルーベリージャムをかけたら出来上がりです!
クラッカーに乗せていただきます。
はい〜全員集合!
さてさて、お味はいかに?
岩清水はまず冷やでいただきました。落ち着いた香りに、無濾過生原酒らしい濃い味わいと甘みが有ります。舌の奥に長く残る甘みが癖になる。
酒粕クリームチーズははっきり言って良いです!自画自賛。酒粕を合わせる事で日本酒にも違和感なくマッチします。合わせるジャムもブルーベリーで正解でした。クラッカーに乗せて食べると…たまらん♡。
冷やでいただいた後は、ぬる燗でも。味わいも香りも全然違うものになります。炊きたてのお米みたいな香り?甘さも増して美味。燗酒で良くあるカーッっと鼻に抜ける感じもほとんど無いので飲みやすいです。燗の方がたくさん飲めそうです。
急遽、合わせる食べ物を変更。酒粕を炙って砂糖でいただきました。
良いお酒。良い肴。良い時間。
いくつになっても愉しみたいものです。